2012年
謹んで新年のお慶びを
申し上げます。
昨年の経験から、
いろいろ考えることがありました。
いろいろ考えて、
いろいろ結果がでました。
それまでの
「痛い・辛い」に対処して、
「養生アドバイス」を
「やさしい鍼の知恵袋」から
させていただく自分の位置づけを
変えました。
「鍼灸師」として、
まず、「手を出す」こと。
「痛い・辛い」という「患っている方」に
「手を当てる」ということから、
もっと幅広く、「まず、手を当てる」。
そんなわけで、
「やさしい鍼」を受けてくださる
「幅広い皆様」は「患者さん」というより、
「ご縁のある皆様」というところでしょうか。
昨年、僕が監修させていただいた
「大原さんちの食う・寝る・ココロ」という
鍼灸・東洋医学に関する書物で
ご縁を頂いたり、震災以降、
気持ちの疲れなどで、
ご縁をいただく方々。
「痛い・辛い」ばかりでない理由で、
「やさしい鍼」とご縁を持たせていただきました。
それまでの
「手を当てて、アドバイスを語る」
という形から、
「まず、手を当てる。
そして、心身の声を聴く」
に変わっていくのかなぁと。
昨年のウサギ年の
ピョンピョン飛び跳ねるように
激動の一年から、
今年の「上りゆく竜」の年に、
僕も鍼灸師として、
今までよりも「もう少し高みへ昇って」
みたいかなぁと思っています。
余計な力み・こわばり・無理を取り払い、
身軽に、軽やかな気持ちで、
食べ過ぎ注意で、
自分を「ガンジガラメ」にすることなく
2012年を過ごしていきたいと思います。
この10年の間、
患者さんの養生のアドバイスと思い、
いろいろおカラダの状態など
お話しさせていただいてきました。
自分の不十分な鍼灸師としての「腕」を
少しでもカバーできたらなぁと思ってのことでした。
その間、良いご縁をいただき、
漢方薬や食の養生の考え方など、
自分なりのペースで学び取らせていただきました。
奇しくも、鍼の師と出会ってから、
ほどなくしてのこと。
それから10年。
当初、漢方薬の勉強を始めたころ、
自分なりに決めていた
「食の養生アドバイスのタイムリミット」が
昨年の大震災の頃と重なりました。
実際、食材などの不安がしばらく続きそうです。
本来の鍼灸師としての本分を中心に、
今年から始動させていただき、
皆様のお役にたてたらなぁと思っております。
4月からは、
鍼灸診療時間の変更や
料金体系の変更などを
させていただくことになりました。
今後、さらに質の良い
「やさしい鍼の手当て」が
皆様にお届けできるように、
努めてまいりたいと思います。
2012年が皆様にとって、
心身ともに健やかで、
少しでも楽しい年になるお手伝いが
「やさしい鍼」で
出来たらなぁと思います。
本年も素敵な出会いを
楽しみにしております。
どうぞ・どうぞ、よろしくお願いいたします。
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