夏の疲れ・エアコン・風邪対策
「エアコンの風」は独特なものがあります。
「やさしい鍼」では
「エアコンの風」を「冷風」とは
考えていません。
「冷たい氷の粒が飛んでくる」というような「影響」で、
人のカラダに「作用」しています。
扇風機の風は、
「空気が動く」ことで
「涼しさ」をカラダに作用してくれます。
「エアコンの風」は「冷気=冷え」の要素を
「氷の粒」のようにして、
排出する風にのせて、
人のカラダに働きかけるわけです。
「風の要素」よりも「冷たさの要素」の方が強いわけですね。
この「冷たさの要素」は
「足元からカラダを冷やして」いきます。
「毛穴の引き締まらない・夏の疲れたカラダ」は、
残暑の「暑さ疲れ」も加わり「血のめぐりのポンプ」が弱い状態です。
「血のめぐり」が十分でないと、
「足元のむくみ」がおこりやすくなります。
その「むくみ」に「エアコンの冷気」が入り込むと、
「足元のしつこい冷え」となって
「カラダの抵抗力」に負担をかけます。
「足元が慢性的に冷えている状態」だと、
カラダは伸び伸び動くことが適わず、
いつもだるい状態です。
疲れた身体で、
だるい下半身を抱えていると、
背中が丸くなり、こわばり始めます。
こわばった背中を
「身震いさせて・温め」ようとして、
「くしゃみ・咳」などが始まります。
長引くこともありますし、そのまま「発熱する」ことも。
こうした「エアコンの冷え込みによる下半身のむくみ」を解消して、
「血のめぐりのポンプ」の負担を取り除くことで、
疲れやすい残暑のカラダの負担を減らします。
オススメなのは「正座」。
そして、
「しゃがんで歩く」などの
ひざや足首を使っての運動がオススメです。
もともと日本には、
「正座」の習慣がありましたし、
「膝行・膝退」という
「正座の姿勢で移動する」方法もありました。
「足首」を柔軟に使うことで、
「エアコンによる足元からの冷え・むくみ」を
解消しておきたいですね。
「正座」をしたり「跪坐(キザ)」といって、
「正座」をしたまま
「足首を立てる・つま先立ちになる」
ようなことを繰り返すことで、
「心臓から最も離れた足首」の
血のめぐりは日常生活の中で、
無理なく改善されます。
もし、
正座することが困難であれば、
つま先を「ギューッ」と握ってあげるだけでも、
カラダの末端のむくみ・冷えの解消になります。
コツとしては「足の指の付け根」を掌で
「親指・小指」側を「中指・中心」側に向かって、
集めるように「圧迫」する、です。
そして、
「ギュー」と縮こめて、
「パッ」と離します。
心臓のポンプのリズムで、
「ギューッ・パッ」を繰り返すわけです。
慣れてきたら「足の指でグーとパー」を繰り返してもよいです。
もしかしたら、
エアコンの冷気の影響が強い場合は、
「足の指のグーパー」をしていると、
「足が攣る」かもしれません。
「冷えと湿気をこもらせた足先の筋」は、
とても固くこわばっているので「引き攣りやすい」です。
無理は禁物ですね。
夜の入浴は、
そろそろシャワーで済ませるよりは、
ぬるめのお風呂につかるようにして、
「足先・足首」を柔軟に動かしてあげながら、
末端の「エアコンの冷え込み」を
「ギューッ・パッ」とポンプしてあげる習慣を
始められたらよいですね。
厳しい残暑のちょっと・ちょっとの
「風邪の予防の習慣」です。
ご参考まで。
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