本日お越しになられた患者さんから、
残暑キビシイこのごろのお食事のお問い合わせがありました。
とくに「異常気象」と発表された今年の残暑の過ごし方は、
例年と同じ、というわけにはいきません。
2010年残暑版のお食事のアドバイスをご案内いたします。
2010年の夏は異常気象で、暑さがとても厳しいです。
5月からずっと暑い日が続いていますから、患者さんのおカラダも
暑さ疲れがみられます。
春から夏にかけてのおカラダは、気温が高く・カラダの中も温かい状態です。
そんなわけで、真夏にかけてはカラダの中も外も熱い状態なので、
生野菜や、スイカやメロンのような水分を含んだものをたくさんとる必要があります。
そして、残暑の頃になると、暑い気温にカラダが適応するため、
カラダの中を冷ましていきます。
表が暑く、カラダの中が冷めている状態ですから、
真夏の頃のように、「カラダを冷やす食材を冷たく・生で食べる」ことが、
適わなくなります。
残暑の頃は、
「カラダを冷ます食材」を加熱調理して「消化吸収しやすい状態」で
召し上がることをおススメします。
表が暑いので、やはり「カラダを冷ます食材」を取り込むことは必要です。
キャベツやレタスのような葉物や、キュウリ・冬瓜・ゴーヤのような瓜類。
トマトやナスなども、美味しい頃です。
こうした身体を冷ます性質の食材は、
残暑の頃に冷めたカラダ=消化器の働きが低下しているカラダ
には、負担がかかります。
加熱して、食べやすい状態にして取り込むことで、
食材の冷ます性質を、効率よく吸収することができます。
食欲の落ちる残暑の頃は、
葉物の野菜とトマトなどを、コンソメや鶏がらなどを使って
さらさらのスープ
にして、いただくのも美味しいかと思います。
トマトベースだと、酸味が汗を止めて、熱を持った筋を冷ましてくれるので、
だるさが解消されやすいです。
加えて、セロリのような苦味・香りのあるものを、具材にくわえると、
イライラを解消してくれます。
食欲が落ちたり、食べてもたれるときなどは、
こうした「冷ます性質のお野菜」を「さらさらのスープ」で
召し上がることをおススメします。
ご参考まで。
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