冬至を迎えると、今まで短くなっていた昼間の時間が、ふたたび、徐々に長くなっていきます。
天の運行が「陰」へむかっていたものが、「陽」に逆転するのですね。
そんな「冬至」を「天の正月」と考えることもあります。
「天の正月」をむかえると、冬の寒さは一層厳しくなります。
また、「人の正月」を迎える直前は、「暮れの忙しさ」にカラダもココロも翻弄され続けます。
じつは一番負担のかかるのが消化器。
・忙しさのストレス
・不順な睡眠リズム
・運動不足と過食
・うっかりの冷え
などなどで、消化器のはたらきに負担をかけたり、ブレーキをかけたり。
ゆっくりおだやかに過ごす時間があることで、
消化器は飲食をたべこなして、吸収・解毒・排泄をうながします。
じつは、消化器のはたらきは「思い悩みの解消」にもかかわりがあります。
お腹がスッキリして過ごしていると、「思い悩み」も停滞しません。
「肚のうち」でちゃんと「ココロの問題」を処理するのですね。
ところが、消化器が疲れていたり、もたれていると、「ココロの問題」を処理する力がたかまりません。
冬至を迎えて、なんとなく憂鬱に感じることがあるようなら、
まずはお腹の疲れを解消しましょう。
便秘・腰痛・足のむくみなどを感じるようなら、すでにお腹のもたれがはじまっています。
大切なのは、自分を取り戻すゆっくりした時間。
毎晩、きちんとお布団で眠るだけでも十分です。
そして、翌朝、ちょっとはやめに起床して、カラダを動かすことで、
十分休まった消化器は活発に動き始めます。
寒くて忙しさのきびしい年の瀬ですが、おカラダを十分に養って、
良い年をお迎えくださいませ。
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