お正月を迎え暦も小寒となれば「寒の入り」です。
一年で最も寒い時期に入ります。
昨年から全国的に急激な寒さや大雪の影響などにみまわれています。
カラダの中も環境の影響をうけとめているので、つよい寒さの影響でカラダに負担のかかる「寒の内」となりそうです。
新しい年を迎えられ昨年の疲れを癒すお正月を過ごされると、カラダは日常のリズムからはなれます。
リズムを失ったカラダは緊張というカラダを引きしめることがなくなり、すっかりゆるんでしまいます。
ゆるんだカラダは「のびて・ちぢんで」のカラダの拡縮運動がよわくなります。
カラダをじっとして過ごしているとよいのですが、いざ日常生活に戻ろうとするとカラダがだるさやむくみ・こわばりがあることに気がつきます。
とくにゆるんだカラダは心臓のポンプのはたらきがなえてしまっているので、つかれやすさ・だるさ・息切れをとても感じやすくなります。
寒さも手伝ってめまい・立ちくらみ・ふらつきなどの症状もおこりやすいのがお正月明けです。
お仕事や学校が始まる前、いつもよりちょっと早めにカラダを目覚めさせて足腰の運動をして足元からカラダのポンプを刺激します。
息切れするほどの運動は必要なく、足腰を十分に伸び縮みさせることが大切です。カラダのポンプを刺激して朝から血行よく過ごしましょう。
お出かけ前は少し厚着をして出かけることで、カラダの冷えを予防します。
今年の寒さはとてもきびしくカラダを温める働きに負担をかけます。
保温して過ごすことはとても大切な養生です。
そんな「養生」について江戸時代に書かれた書物がありました。
「養生訓」という書物は儒学者の貝原益軒という方が83歳の時にかかれたものです。
一般庶民にカラダをやしない健康にくらす心構えをわかり易く伝えたものです。
ことしは毎週金曜日に配信しているメルマガ・鍼灸師「のぶ先生のカラダ暦♪」でも「養生訓・語り」と題して毎週記事に取り上げることになりました。フェイスブックページで「チョイ訳・養生訓」というタイトルでコラムとして書き出しているので参考までに「その1」を掲載します。
ご興味がありましたら、ぜひぜひメルマガを手にとってご覧いただけたらと思います。
チョイ訳・養生訓・その1
「人間の尊厳性」
ひとのカラダは父母が本
天地の恵みをうけて、うまれそだちます。
人生を楽しむためにも、カラダを健康にたもつコツを知っておきたいね。それを「養生(ようじょう)」っていうよ。
養生=人生を楽しむためのカラダを健康にたもつコツ
不自然な世の中で、カラダとココロの自然をたもつには、知恵が必要。風(変化)を感じて、カラダの声に耳をかたむけよう。
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