「やさしい鍼」では、
一般的にいう「気」のことを
「はたらき」と
解釈しています。
11月はそんな「気」について。
「カラダの働き」には、
様々なものがあります。
そんな「カラダの働き」には、
それぞれ「向き」があったりして。
たとえば
「感情」なんかとは
密接な関係があります。
「やさしい鍼」では、
人の持つ「感情」を大きく7つに
分類して、
それぞれの「感情」と
大まかな「カラダの働きの向き」を
一致させて考えます。
「感情」の表現が偏ったままだと、
「カラダの働き」も滞りを生じます。
この「カラダの滞り」が続くと
「カラダのわだかまり」から
さまざまな「カラダの不都合」が
現れます。
時間をかけて「不都合」がつづくと
「病」になったり。
イライラが続くと、
「カラダの働き」が逆巻いて、
吐き下してみたり。
あまり感情を発散しすぎると、
くたびれて、カラダに力が入らなくなったり。
憂いてばかりだと、
胸が詰まって、カラダの内側の働きが
息詰まったり。
心配事が多いと、
無駄に「精力」を消耗して、
やはり「胸」が閉じて、
カラダが縮こまり、
お腹にガスがたまりやすくなったり。
このほか、
熱い寒いなども、
「カラダの働き」に影響を
あたえます。
寒ければ、カラダの表面の循環が、
縮こまって活動できなくなったり。
暑ければ、発汗とともに、
カラダを養う力も消耗して、
とてもだるくなってしまったり。
感情や気温の変化は、
「カラダの働き」を適度にゆさぶって
くれています。
こうした変化に適応できるように、
カラダはいつも「バランス」を
とるように「カラダの働き」を
工夫してくれています。
こうした「変化」が行き過ぎてしまうと、
「カラダのバランス」は保てなくなります。
「やさしい鍼」では、
こうした「変化」と「バランス」の関係を
お顔の表情や脈を取ることなどで、
判断しながら、
患者さんのおカラダを拝見するわけですね。
今日の「気の向き」は
どっち向きでしょう。
そんなことも「楽しみ」ながら、
「感情や気候の変化」と
「カラダのバランス」を
感じ取ってみるのも面白いかと
思います。
ご参考まで。
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