「痛みは我慢できるが、痒みは我慢できない」などと、
よく耳にします。
なるほど。痛みは、
じっとこらえていると、
だんだん治まったりすることがあります。
でも、
「痒み」はこらえていると、
だんだんひどくなったり。
こんなときには、
「痒いところ」を「掻きむしったり」することがあります。
大切な「カラダのバリヤー」をなぜ、
傷つけてしまうのでしょうか。
答えは「乾布摩擦」。
ようするに「皮膚の表面に停滞している熱」あるいは
「皮下に停滞している熱のこもった血のめぐり」を、
「強い摩擦」で循環・発散をうながしているわけです。
「夏の強い日差し」で、
皮膚表面を軽く火傷しているような状態であれば、
「痒み」のある皮膚をかきむしると、
途端に痛くなります。
皮膚表面を冷たいタオルなどで、
やさしく拭き取ってあげると、
「痒み症状」は治まります。
皮膚の下の「血のめぐり」に、
「火照り」があると、皮膚表面を冷やしても、
効果はあまりありません。
かえって、
皮膚の下の循環を「冷まして」しまうことで、
ますます「火照り」が「停滞」して、
痒みが増すこともあります。
皮膚表面の火照りや、
皮下の「血のめぐりの停滞」による「火照り」などがある反面、
カラダの「内側」が「冷めている」と、
カラダの表面と内側との温度差によって、
「火照り」がとても気になります。
こうした「痒み」は「深い痒み」なので、
いくら「掻きむしって」も、
なかなか「痒み」は治まりません。
そもそもの原因である「カラダの内側の冷え」を
解消する必要があります。
「痒みの原因」には、
「皮膚表面の軽いやけど」のような「皮膚表面の傷」と、
「皮膚の下の血のめぐりの火照り」のような「停滞」と、
「カラダの表面と内側との温度差」によるものなどがあげられます。
こうした「痒みの原因」をしっかり把握して、
「掻きむしり方」を工夫できると、
症状は解消されやすいですね。
当然、「掻かない方が良い」場合もある、
ということです。
ご参考まで。
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