昨日、交通の心配のあるなか、
鍼灸師さんが集まってくださいました。
そんな中、
地震や諸々のご不安をかかえた患者さんに
「なにかできること」
を、みなさん、知りたがっておられました。
普段、臨床で行っていることを、
わかりやすく「手ほどき」できれば、
安心・安全に「気持ちやカラダの不安」を
取り除くお手伝いができるのでは?
というわけで、「手当てのコツ」を解説いたしました。
・カラダのこわばっているところ
緊張・委縮しているところは、力を集めたい処。
そんなところは「ぎゅっ」としてあげたら安心します。
とくに
肩やひじは、「気持ちの緊張」が現れやすいです。
腕や肩を「ギュッ」とつかんであげると、
「息の詰まった感じ=行き詰まり」が楽になります。
継続した精神的な緊張は、
「あご・首」が固くなっています。
「あご」は「ぎゅっ」とすると、痛いので、
「側頭部(耳の周り)」を指先で、洗髪するときのように、
「ぎゅっ」としてあげます。
「首」のこわばりは、後頭部の髪の生え際を、
やっぱり「洗髪」するときのように、
指先で「ぎゅっ」としてあげます。
※側頭部・後頭部を「ぎゅっ」とした後、
ゆっくり、少しずつ、大きな口を開けてあげると、
「あご・首のこわばり」が楽になっていることが
実感できます。
※歯磨きのときなど、「大きな口」で磨くようにすると
よいかも。「よだれ」注意♪
・あご・首・肩が固くなって、肩が上がっている人には、
1.「両肩」をしっかりつかんであげて、
2.「両肩」を「背骨のほうへ寄せて」「頭のほうへ挙げて」あげます。
※「うつ伏せ」にしてやってあげると、やる人の負担は減ります。
3.肩を縮こめて、緊張している人の「緊張」を手伝ってあげるわけです。
4.このあと、側頭部・後頭部を「ぎゅっ」としてあげると、
緊張が抜けやすいです。
・気力がわかないで、肩が下がっている人「うなだれている人」
1.「うつ伏せ」になってもらいます
2.両手を「パー」にして、重ねます。
3.重ねた「パー」を「うつ伏せの人」の背骨に当ててあげます。
4.肩甲骨の間を「下から上」に向かってさすってあげます。
※息が深く入るようになり、気力がわきます。
4’.背中の真ん中あたりを「下から上」に向かってさすります。
※食べもたれ・食欲がわかないなどのとき、「食べる力」がわきます。
4’.骨盤のあたりを「下から上」に向かってさすりあげます。
※おしっこやお通じがすっきりしないとき、「排泄の力」がわきます。
5.両手のひらで、肩甲骨の下あたりを「上下にこすり」ます。
※カラダ全体が温まります。
ちょっとした「手当てのコツ」とポイントを掲載してみました。
ご参考まで。
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