春先は「芽吹き」のカラダ。
これから春真っ盛り。
おカラダは「伸び伸び」伸びやかに。
「芽吹きのカラダ」は、
「穂先・つぼみ・お花・芽のもの」が
オススメ食材でした。
では、
「春真っ盛りのおカラダ」の
オススメ食材は??
カラダが伸び伸びする「春真っ盛り」のころ。
いまだ、「のぼせ」るので、「苦み」を含んだものがオススメです。
そして、
「伸び伸び」する食材、というと
「やわらかい茎」のもの、でしょうか。
今だと、グリーンアスパラ・菜の花・ブロッコリー・ウド・フキ・春菊などなど。
最後は、タケノコあたりまで、伸び伸び食材がオススメな頃ですかね。
「苦み」「えぐみ」は、カラダにこもった熱を冷ましてくれます。
同時に、「冬の間縮こまったカラダ」をゆるりと解放してくれます。
「力が入らず、だらりとする」というよりは、
「パーンとはじけるように、カラダが開く」というニュアンスでしょうか。
鍼灸のバイブル「黄帝内経素問:四気調神大論」というところに、
「春は発陳」とあります。
「陳」とは「古びた」なんて意味がありますが、
一冬の間に、カラダに「こびりつき・しみついた」ものを、
「発」散させよう、というようなニュアンスが、
「発陳」です。
春はカラダの中のたまったものをいよいよ発散させる時期
というわけですね。
体内に滞ったものを、カラダの外に「押し出す」ためにも、
「ぴんっ」と伸びた「茎のもの」や、
停滞して「春の陽気」を取り込んだたまったものを
「冷まして・下す」働きを「苦み・えぐみ」から、
積極的に摂取したらよいです。
この時期、「のぼせて・詰まる」症状の方は、オススメですね。
ただ、ご注意は「食べ過ぎ注意」です。
加えて、昨年の夏・冬の疲れで、体力を消耗されている方は、
そもそも「発散する体力」がありません。
このあたりの加減は、とても大切です。
オススメ食材を食べてみて、胃もたれや、カラダの冷え・疲れを
感じるようであれば、まだ、「春の伸び伸び」のタイミングでは
無いかもしれません。
まだ雪が舞ったり、風が冷たかったりします。
どうぞ、ゆるりと、ご自分のカラダの「伸び伸びのタイミング」を
味わい、楽しまれてください。
ご参考まで。
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